2014年3月20日木曜日

生命保険は複雑

生命保険の選び方は、たいへん難しいようです。一家の主が亡くなったあとを考えて、どのぐらいの保障額が必要か計算する必要があります。

そして、保険料を毎月払うことを考えなければありません。これらの条件を踏まて算出してみて、自分の人生設計と照合してどの商品が適当か選ぶことになります。

生命保険には定期タイプ・養老タイプ・終身タイプなどがあり目的に合わせて選ぶ必要があります。そして、特約などもあり、専門知識がないと、適正な生命保険を選定するのは難しいようです。

生命保険に加入するだけでよいと思っている人もたくさんいますが、万が一の場合は、必要な保障が受けられないケースや支払う保険料が大きいケースがあります。満足いく生命保険を選ぶためには、たくさん生命保険を比較して最適のひとつを選ぶことが大切です。







生命保険の選び方

生命保険の選定に関して、その基準は個人個人異なります。生命保険を選ぶときに大事なのは、自分の年齢や家族環境などを考えることです。

今の自分が置かれている状況を踏まえ、家族にとってどのような保障が必要なのか、また必要になるのかを考慮して、選ぶ必要があります。選び方を間違えると、せっかく生命保険に加入しても、月々の保険料が高く、支払いが続かなくなり、解約することになってしまうことが懸念されます。

自分たちで支払っていける保険料の生命保険を選ぶことがポイントです。安ければいいということでもないので、生命保険の選び方としては、保険料と内容のバランスも考慮した上で選ぶようにしましょう。生命保険の選び方のポイントの一つとしては、自分の年齢と目的に合わせた保険を選ぶことが大切です。

家族構成についても確認しなければいけませんし、ライフプランに合わせて選ばなくてはいけません。年齢別にどれくらいの保険が必要なのかと言うことは、独身であるか、既婚者なのかと言うことでも違ってきます。

自分が独身という人は、扶養する家族がいませんから、死亡保障より自分の医療保険に重点をおいた保険にするのが得策です。でも、自分が結婚している場合は、奥さんや子どもを養う必要がありますから、医療保険も必要ですが、死亡保障がもっと重要になりますので、そのバランスを考える必要があります。

生命保険の選び方は誰でも同じと言うことではありません。ひとそれぞれのライフプランによって違ってきます。



生命保険は一度加入したら終わりじゃない

生命保険は一度加入すれば終わりではありません。確かに、生命保険に1度加入すれば、もう何があっても安心だと思っている人は多いと思います。しかしそうではありません。生命保険に加入しているということは、保障されているということになりますが、保障内容の見直しが必要です。

加入者の環境変化や、その人の年齢などに合わせて、適宜、生命保険を見直すことが重要です。仮に、22歳で社会人になって、新規に生命保険に加入したと考えます。そして、結構し、配偶者ができたと仮定しましょう。

自分が男性だとすると、配偶者である奥さんを養っていく必要がありますから、万が一に備えて、生命保険の保障を増やさなければありません。そして、結婚後、子どもが出来れば、扶養家族が増えますから、保障ももっと増やす必要が出てきます。

生命保険の見直し時期は、このような人生の節目になります。保障を増加させるパターンを挙げましたが、生命保険の見直しでも保障を減らすのが良い場合もあります。

子どもが成人し独立したときは、保障を減らしましょう。いつまでも無駄に保障を手厚くかけていても保険料が高いだけです。

自分の年齢や家族構成などを踏まえ、状況に合った生命保険の見直しをしましょう。生命保険の加入後も、自分の扶養家族の構成などを考慮して、随時、見直すようにしましょう。



約款のしおりを見ると簡単です

今、生命保険に入っている人は、契約するときに、きちんと約款を見たのでしょうか。たぶん、多くの人は読んでいないと推測します。

約款は、小さな字でびっしり書かれているため、たいへん読みにくい資料になっています。しかし、約款は保険会社との契約書のようなものです。大切な情報が盛り込まれているので契約前に必ず読んでおきましょう。

とはいえ約款は膨大な量になります。専門用語も多く、一度読んだだけで理解できないことも多いでしょう。これを避けるためには、約款を要約したしおりを読むのがよいでしょう。

しおりをみると、申込書の書き方、主契約や特約の内容のほか、保険金が支払われるケースや支払われないケースなど、とくに重要な項目が書かれています。また、健康状態・職業などの告知についても説明されているはずです。

重要部分の抜粋になるので約款に目を通すことが大変な場合は、しおり部分だけでもしっかりと読むようにしましょう。





生命保険のタイプ

生命保険を検討する上で、経験としてどれがよいかわからないということがあると思います。パンフレットを並べてみても訳がわからなくなるはずです。なぜなら、単に生命保険と言っても様々な会社から販売されているからです。

人によってはパンフレットを読むことすら煩わしいと感じることがあるようです。このように感じないようにするには、生命保険の基本を理解すればいいのです。

生命保険の基本を理解するとパンフレットの内容を簡単に理解することが出来るはずです。複雑に見えても、生命保険は大別すると3種類になるのです。

いわゆる生命保険の主契約という部分に注目をすると、定期保険・養老保険・終身保険の3つに分けることが可能です。5年や10年などといった期間を定める定期タイプの生命保険は、死亡などの保険事故がその期間内に起きた場合、保障が受けられます。

契約期間中に保険料が変わらないのが多くの定期保険ですが、保険料は更新を期に上がります。満期による満期保険金がないことも定期保険の特徴です。





生命保険一般課程試験ってなに?

生命保険一般課程試験とは、生命保険会社で働いている人が、お客様に信頼されるために、資格や技術、知識を身につけているのかどうかを判断するための保険会社業界の資格の一つです。生命保険会社で働いている人や、生命保険を取り扱っている金融機関で働いている人、代理店で働いている人など、新しく生命保険に加入してもらう人を探している仕事についている人が受験することができる試験です。

これは、財団法人の生命保険協会が実施している試験です。生命保険協会が決めている所定の単位を履修した上で、2か月以内に、試験を受けなければいけないことになっています。資格試験は月に1回実施されています。

この一般課程試験の合格者は、生命保険に関する技術のほか、知識などを身につけている証ですから、保険の加入希望者はいろいろな生命保険の相談ができます。この資格は、生命保険のセールスレディーや営業マンにとっての必須アイテムです。

生命保険会社も、新規で採用されたスタッフには、会社が負担してでも、生命保険一般課程試験の講習を受けさせて、受験させるというケースが多いでしょう。パートなどで生命保険のセールスレディーになるという場合でも、まず最初の研修期間中に、知識を頭に入れたうえで試験を受験して、資格を取ってから、仕事に就くというケースが多いです。

一度合格すれば、生命保険会社に勤めるときに有用です。





生命保険会社の格付けとは何か?

生命保険の格付けをご存知ですか。それは、生命保険を選ぶときなどに利用しますが、簡単に言えば、生命保険会社の債務履行能力を表す指標です。これは、保険会社が発行している社債が、適正に行われているかを表したものです。

指標の表示は、A、B、C、Dのアルファベットを使っています。格付けは、将来、その生命保険会社が、ちゃんと保険金を払っていけるのかをみる重要な指標になりますので、

生命保険を選ぶときは、格付けをみておくことが重要です。しかし、この生命保険の格付けは絶対的な威力を持っているというわけでもありません。

なぜなら、格付けを行っている会社はいろいろあり、会社ごとに評価が異なるからです。また何らかの経営状況などでは、その時発表されたものとは実際にはすでに違っているケースもあります。

あくまでも生命保険の格付けは参考程度にするようにして、ランクを見るならいくつかチェックしておくといいかもしれませんね。スタンダードプアーズといった会社や、ムーディーズといった会社が、生命保険の格付けを行っている会社として知られていますから、参考にしてみるといいでしょう。

生命保険選びのポイントの一つとして、ランクを確認して、将来きちんと支払ってもらえるかどうか確認しましょう。



生命保険は車と同じくらい慎重に選ぼう

生命保険を比較してみたことがありますか。生命保険を選ぶということは、家やクルマを選ぶことと同じぐらい重要なことですので、慎重に進めて下さい。それは、生命保険に支払う保険料が大きいからです。

毎月の支払では、それほど大きな額にはならないと思いますが、それが何年も支払い続ければ、大金になるわけで、住宅にかかる費用の次に人生で支払っていくお金が大きいとされているのが生命保険です。このようなことから、加入するときは、必要上の保障のために無駄な保険料を支払うことのないように、注意深く比較検討しましょう。

生命保険を選ぶ方法として、保険料の安さで選ぶことも考えられます。しかし保険料が安いからと言って、内容を見ないで加入してしまうと、実際には自分にとって必要のない保障だったり、あまり保障内容が充実していない場合もあるので、保険料の安さだけで選ぶというのは危険です。

もし、保険料の安さで選びたいのであれば、保険料のほかに、保障内容、サービス、対応の良さなども比較するようにしましょう。保険料のほかに、特約やサービスの内容具合などでも比較ができます。

最近では、口コミ情報なども利用して、どの生命保険が良いか判断する人も増えてきています。その上、実際に生命保険に加入している人に意見を聞くことにより、判断材料が増し、選びやすくなります。





FPに相談するのが一番いい理由

生命保険について相談したいとき、どのような方法があるかわからない人が多いと思います。生命保険の相談は、最近ではフィナンシャルプランナーに相談するという方法が一つあげられます。

フィナンシャルプランナーは、金融関係のプロの資格を持っている人ですが、生命保険などに関しても専門知識を持ち合わせています。このことから、生命保険に関する相談は、フィナンシャルプランナーにしてみることをお勧めします。

保証内容と自分の求めているものをよく考えず保険会社の比較もせずに決めてしまう方もいますが、それだと現在加入している保険は自分に合っていない人がほとんどではないでしょうか。

今の自分にとって必要な保障内容になっている生命保険に加入しましょう。自分にとって今、どのような保障が適切なのか、その生命保険はどの保険なのかなど、いろいろ相談してみましょう。

生命保険の相談をする際には、家族構成や年齢などを聞かれると思います。そして、そのデータを使って、自分の希望に沿ったプランをいくつか作ってくれる生命保険会社が多くありますから、試しに相談してみましょう。





生命保険はライフステージごとに見直しましょう

生命保険は長い人生の備えとして利用する保険です。加入したときは最適の保険であったとしてもライフステージが変化することで見直したほうが良い場合も少なくありません。見直す時期としては例えば、子供が出来た場合や子供が独立した場合などです。

必要な保障額が変わるので生命保険を見直したほうが良いでしょう。加入している生命保険の確認から始めるのが生命保険の見直しです。

現在の保障内容で気になる点はありませんか? 保証内容や特約、保険料をよく整理してみましょう。加入している生命保険の確認が終わったら、これからのライフプランと照らしあわしてみましょう。

保障額は万が一の際に必要な額でしょうか。過不足の場合は保険の見直しが必要です。不足の場合には必要額を満たさなければいけませんし、多い場合は保険料の節約が見込めるでしょう。

必要なものは、生活費×年数+子供の教育費と葬式代です。この額から差し引く遺族年金などの遺族保障と退職金、貯蓄額、遺族の収入などを計算すると必要額が出ます。





自分はどういう保証を求めているかを見極める

まず把握しておきたいこととして、現在加入している保険が、自分または自分の家族に適しているかどうかです。その上で、保障性の高い保険商品がいいのか、貯蓄性の高い保険商品がいいのかなど、具体的に保険を見直す際の方向性を決めていきます。

自分にあった保険の紹介を受けられるというメリットもある保険見直し相談サービスですが、現状把握が保険のプロであるFPに教えてもらいながらできるというのが最大のメリットです。複雑な保険商品についての知識や情報の収集は、個人の力では限界があり、手っ取り早く、FPなどの専門家に教えて貰うことをお薦めします。

保険見直し相談のサービスにも、有料のものと、無料のものとがあります。一概に、絶対に無料が良いとは言い切れないのですが、まずは、金銭負担の無い無料相談のサービスを利用してみましょう。

その後、セカンドオピニオンのような形でさらに客観的な意見が欲しかったり、より詳細な分析結果を望む場合、有料相談を受けてみてもいいでしょう。ですが大抵の場合は無料相談で満足できる人がほとんどです。







団体信用生命保険を知る

団体信用生命保険という保険を聞いたことがありますか。この保険は、住宅ローンの契約者が万が一死亡したり、高度の障害を負ってしまったときに、代わりに生命保険会社がそのローンを返済しているものです。実際は住宅ローンの返済ではなく、住宅ローンの残り分を保険料で支払ってくれる生命保険です。

簡単に言ってしまえば、もしも住宅ローンを返済中に亡くなってしまったら、住宅ローンは返済しなくてもよくなるということになります。団体信用生命保険の保険料は、他の生命保険に比べ安くなります。それは、住宅ローンを組む際に、事前に金融機関が生命保険会社に加入者をまとめて、申込手続きを行うからです。

そのうえ、保険料は、加入したときの年齢に関係ありません。団体信用保険は生命保険料控除の対象外と言う扱いになっています。

住宅ローンを申し込む際には、必ず団体信用生命保険にも加入することは義務付けられていることがほとんどです。団体信用生命保険に加入しないと、住宅ローンの返済中に、万が一死亡したり、高度の障害を負ってしまったりした場合、ローンの返済が困難になることが予想されます。このようなことになり、家を手放すことがないよう、加入を義務づけているのです。

これは、自分で選ぶのではなく、金融機関の紹介になります。





生命保険は月額で見るからおろそかになる

生命保険を選ぶことは、なかなか難しいことです。住宅ローンの次に支払い期間が長いのが生命保険です。ですから、いくら月々の支払額が少なくても、総合的には高い支払額になってしまうのです。

このような理由から、比較検討して生命保険を選ぶ人もいるのです。車を選ぶとなると、中古車であっても数百万円するとなれば、慎重に選ぶと思います。

でも、生命保険がそれ以上に支払うにも関わらず、それほど注意せずに選んでしまうのはどうしてでしょう。生命保険に対する支払いの総額はたいへん大きな額になりますので、注意深く選ぶようにする必要があります。

何もない状態から、1から選ぶというのは難しいことです。何かを参考にして選ぶことができればスムーズに選べます。そこで便利なのがインターネット上などで公開されている、生命保険ランキングです。

このランキングは、今選ばれている保険が何なのか、ランキング形式で発表されています。上位にランクされている生命保険は、デメリットよりメリットが多いものですから、サービス内容も充実していると考えられます。

ランキングを見て、今一番選ばれている保険が何か、参考にしたうえで検討するようにすればいいですね。しかし必ずしも、生命保険ランキングの上位に入っているものが、自分に合うとは限りませんから、内容を確認しないで加入するのではなくて、良く確認した上で加入しましょう。



生命保険料の控除

生命保険料控除とは、税金を支払っている人や、生命保険料を支払っていたり、個人年金の保険料等を支払っているという場合に、決められた一定の額の所得控除の対象になるという制度のことを言います。生命保険料控除の対象になっている生命保険料としては、保険金の受取が自分の場合や、家族の場合などの保険料、掛け金が対象になっています。

しかし、保険期間が5か年未満の場合と簡易保険の場合は対象外になります。個人年金保険料の対象は、保険料と掛け金になります。

生命保険料控除における控除額は、上限の金額が決められています。では、どのように決められているのでしょう。年間で支払った生命保険料の合計が二五〇〇〇円よりも下の場合には支払った金額分が全額控除されます。

2万5000円以上、5万円以下の場合は、支払った金額の50%に1万2500円を加えた金額が控除になります。5万円以上10万円以下の場合には支払った保険金の総支払額を4で割って、それに、2万5千円を足した金額が控除額と言うことになります。

生命保険料控除を受けたいと思っている場合には、確定申告の時に、生命保険料控除を記入する欄がありますので、そちらに記入するといいと思いますし、サラリーマンなどの給与所得者の場合には、年末調整の時期に控除を申請することになります。

生命保険の保険料が1年間で9000円以下の場合は、控除する必要はありません。



営業担当に保険を任せる損失

一家の主の万が一を想定したとき、残りの家族の生活を保障する生命保険は非常に貴重なものです。特に家族が出来た方にとっては、家族全体のライフプランを描く上でなくてはならないものでしょう。

一家の主に万が一のことがあった場合は、残された家族を生命保険が守ってくれる役目になります。これだけ重要な生命保険にもかかわらず、意外なほど多くの人がいい加減な加入をしていると言われています。

この理由は、生命保険に加入した約90%の人たちが、保険会社の人に勧められて保険に加入してしまっているからです。比較もしないで、保険会社の担当者に残された家族の暮らしを安易に任せるのはどうでしょうか。

プレゼントや見た目の良さだけで、大事な家族のライフプランを任せてしまうのは短絡過ぎます。自分やほかの家族の人生設計にあった十分な保障を受けられる生命保険を選ぶことが重要になります。